本記事では「7つの習慣」というビジネス書を基にした3日間の研修(SIGNATURE EDITION 4.0)を受け、かつマンガでわかる7つの習慣を読んで学んだことと感想について、後半部分(第4~第7の習慣)としてまとめています。
前半(第1~第3の習慣)はこちら
目次
私的成功から公的成功へ
前半の第1~第3の習慣は「私的成功」の段階として、主に自分自身の人格を磨くことにフォーカスしています。
後半の第4~第7の習慣は「公的成功」の段階として、周りの人たちとより良い関係を築くことにフォーカスしています。
公的成功の基本として、人から得る信頼を銀行の口座に見立てた「信頼口座」をいっぱいにすることが重要だと説明しています。
信頼口座に預け入れて高い信頼を得るには、
相手を理解することに徹する、約束を守る、親切・礼儀・尊敬を表すなど、基礎的だけど忘れがちな行動をしっかりとする必要があります。
4.Win-Winを考える
相手と自分の双方にとって良い解決策を一緒に探していくことで、お互いに満たされ、その関係は長続きしていきます。
他の人よりも自分のことばかり考えたり、相手をけなすことで自分が良く見えるようにする「Win-Lose」の関係。
これは明らかにダメだと道徳的に理解できますが、特に気を付けたいのは逆の「Lose-Win」の関係。
謙虚で相手の心の機微を推測して行動することが美徳とされる日本では「Lose-Win」の関係でガマンを続けている人が多いと推測します。
簡単に相手の意見を受け入れて自分の意見を諦めていませんか? 人に好かれ、受け入れられることが目的になっていませんか?
自分の感情を隠していませんか?
僕はこの研修を受ける前までは、相手がどう感じるか?を気にしすぎて「Lose-Win」に陥って黙ることがほとんどでした。
しかし、勇気を出して発言してみると、自分が危惧していた悪い事態になることはほぼ無いことが分かりました。
したがって、同じ境遇の人には
まず勇気をもって発言してみることを強くおススメします。
むしろ、
相手がどう感じるか?を常日頃から考えているあなただからこそ、双方にとって良いアイデアが出せる素質があると思います。
5.まず理解に徹し、そして理解される
まず相手を心から理解することで、その人に大きな影響を及ぼすことができます。
前章で述べたWin-Lose(自分は勝って相手は負ける)に当てはまる人に特に必要な習慣と言えます。
相手の話を聞く時も、自叙伝的な聞き方ではなく、相手の意図を理解しようと共感しながら聞くことが大切です。
自叙伝的な聞き方とは、自分の物語、経験、先入観、思い込み、価値観を通して相手の話を聞くこと。
理解しようとしてではなく、答えようと思って聞きがちになります。
聴きなさい、でないと、お前の舌がお前の耳をふさいでしまう
7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0 P120
6.シナジーを創り出す
1+1=2ではなく、3以上になるように互いに創造していくことです。
第4の習慣でWin-Winを考え、第5の習慣で互いに理解した上で、
意欲的に関わりあうことで最初の考えよりも、良いアイデアが生まれてきます。
より良いアイデア=第3のアイデアを出す時のコツとして、以下方法を奨励していきます。
(引用:7つの習慣 SUGNATURE EDITION 4.0 P148)
- お互いのWinにフォーカスする
- 斬新なアイデアを奨励する
- 批判しない
- 細かいことにとらわれない
- 質より量にフォーカスする
- すべてを書き留めておく
- 他の人のアイデアを発展させる
- こだわる
7.刃を研ぐ
毎日の自己再新再生の習慣、つまり
日々の自己啓発が第1~第6のすべての習慣をより効果的でパワフルに成長させていきます。
陸上10種競技の元日本チャンピオンの武井壮選手は、自分のために毎日必ず2時間を確保して、陸上のトレーニングや新たに挑戦したい分野を勉強するそうです。
ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道
「夢をつかむイチロー262のメッセージ」唐沢徹・他、中央精版印刷(株)製本、ぴあ(株)発行、P74
全ての習慣をいっきに考え始めることは難しいかもしれないので、自分のできるところから少しずつスタートしてみてはいかがでしょうか?