読書感想「自分の答えのつくりかた」の概要とレビュー -全身全霊Takeoff

  • 6月 16, 2019
  • 6月 16, 2019
  • 読書

本記事は、公正な目で見ながら論理的にものごとを考えてベストな解決策を出す方法を分かりやすく解説した本「自分の答えのつくりかた」を読んで学んだこと、感じたことをまとめています。

 

 

本の概要

 

 楽天ブックス

 

渡辺健介(著)、ダイヤモンド社、2009年発行

 

本書は、渡辺氏がイェール大学・マッキンゼー・ハーバードビジネススクールの経験から得られた問題解決の方法と意思決定のしかたを、物語+コラムのかたちで書いています。

 

物語は、赤の国にいる中学生のピンキーという魚の主人公が、緑の国にサッカー留学するお話です。

留学先をどのように決定すれば良いか?から始まり、言葉の通じない留学先でどう生活すれば良いか?という苦労を、悪戦苦闘しながら分析して自分にとってベストな答えを求めていく姿が描かれています。

また、緑の国に慣れてきた矢先に、赤の国の魚の居住地がサメに襲われる悲惨な事態が発生して、急きょピンキーは帰国します。

赤い魚の次の居住地を決めるため、周りの協力を得ながら、反対勢力の意見すらプラスに変えて、自分だけの問題ではなく多角的な視点で居住地の候補を調査し、結論を出します。

 

主人公は魚で描かれていますが、私たちの生活で起こりうる内容なので、自分自身の問題として感情移入しやすい物語です。

 

本書は、中高生向けに書かれていますが、問題解決の基礎的な能力を養いたい社会人(若手社員)や、子どもの教育を考えるお父さんお母さんにもおススメの一冊です。

 

基本的な問題解決の手法は、渡辺氏の前作「世界一やさしい問題解決の授業」にも記載されていますが、それに加えて本書では実際の生活の中で起こりうる人の感情が加わった複雑な問題に対して解決する糸口を提案しています。

したがって本記事では、前作にはない一歩踏み込んだ部分から学んだことを記載していきます。

 

 

学び1.課題解決の注意点

求めているものをはっきりさせる

選択肢を比較する時、自分の求めるものを全て洗い出すことが大切です。

本書ではピンキーが留学先を選ぶ際にA中学とB中学があり、A中学の方がサッカーが強いという理由だけで選ぼうとしていました。検討すべき点は、授業料や授業の内容など多くあるはずです。そもそも強いチームと一口で言っても監督の指導方針やメンバー構成などでも大きく環境は変わってきます。

自分の求めているものは何か?それはどのくらい重要か?を重みづけすることでより良い評価ができます。

過去のデータだけに頼らない

過去のデータは、未来を予測するのに参考となるけれど、重要なのは、この先どうなるか。P223

 

 

僕自身、今まで大丈夫だったからこれからも同じ方法で大丈夫だろうと思考停止してしまうことがあります。

重要なのは、今後は過去と同じ傾向をたどるのか、変化するのか。

それは過去のデータに加えて、実際に目の前で起きている現象を純度高く受け入れて観察することで、より良い判断ができるので、今後忘れずに実践していきたいと思ってます。

 

専門家の意見にも注意を払う

 

権威の意見を聞くときは、その人が公正な、色のついていない人かどうか、その分野のエキスパートかどうか、しっかり確認する P241

 

専門家の意見と聞いただけで、全て正しいと鵜呑みにしがちですが、本当にそうなのか?情報源はなにか?を疑うことで、より信頼のおける意見かどうかが判断できます。

 

学び2.生きる姿勢

成功も失敗も次に生かす

失敗した時になぜ失敗したか考えて修正する人は多いですが、成功した時にもなぜ成功したのかを考える人は少ないと思います。

成功した時も要因分析を行うことで、さらに速い速度で前進することができるでしょう。

自分軸を作る

・結果が、一般的にはイマイチでも、やれることをやりきれば、何物にも代えがたい満足感を得られる P97
・上も下も身をもって体験すると、両方がどれほどのものかがわかる。社会的にどうだなんて表面的なことよりも、自分のモノサシを持って生きていくことが一番重要  P105
これは、自己啓発系やプロスポーツ選手の本にもよく書いてある内容です。
自分自身のモノサシで測れる軸に沿って行動することで、周りの環境に左右されずに判断ができます
常に意見がブレない人は、他からの信頼もあつくなります。

終わりに

いかがだったでしょうか?
「今後の国際社会を生き抜くにはどうすれば良いか」について、グローバル企業で切磋琢磨してきた著者の体験に基づく人生観が書かれた一冊だと思います。
今後海外に出てみたい!と思ってる人はぜひ読んでみてください。
本 自分の答えのつくりかた
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