新入社員の時は仕事に燃えてたけど最近情熱が薄れてきた、または業務がマンネリ化して面白くないと感じている人はいませんか?
そんな時には、本書がモチベーションを取り戻すきっかけになってくれることでしょう♪
本の概要
新 将命(あたらし まさみ) 著、東洋経済新報社、2012年7月初刷り
本書は、グローバル化が進んで厳しい競争社会を勝ち抜くために最も必要なことを「負けない力」と定義し、若手・中堅社員が5年、10年後に活躍するための能力についてまとめたビジネス書です。
”負けないチームの作り方”や、”弱くても負けない目標の作り方”などスキルに関することと、”グローバルマインドの磨き方”や”逆境に負けない三つの心得”などマインドに関することの両面について書かれているため、業務で参考になるだけでなく、普段の生活にも取り入れられる内容になっています。
日ごろ頑張っていると、途中で息切れしちゃうときってありますよね。。。汗
そんな方におススメの一冊です♪
僕自身、本書を読んでからは仕事や日常生活で、たるんでいた気持ちをリセットすることができました。
それでは印象に残ったアツい部分の感想を書いていきます。
基準軸はいつも”自分”
最後に成功する人は、他人との勝負に「勝つ」こと以上に、自分に「克つ」ことに強く執着しているものだ。~(中略)~ やるかやらないか、続けるか続けないかを選ぶのは、ほかの誰でもなく自分自身だ。 引用 P5
元プロ野球のイチロー選手もインタビューでも同じことを言ってました。
他人を基準にすると、相手との力関係や時の運があったりして、その基準がブレてしまうんですよね。
基準がブレると、目標の達成度合が分からないから、評価がその都度変わってしまいます。
一定の基準で評価するために、自分自身の力を考慮して基準軸=目標を設定する。
「今日は調子が悪かった」と言って、他人はごまかせても自分自身は本当のことを知っています。
学生時代のテニス部活動では、「自分より強い人に試合で勝つ」ことを目標にしていました。
一般的にはよくある目標設定ですが、同じような実力の相手だと、勝ったり負けたりして「自分が上手くなってるのかどうか」が分からなくて悩んだことがありました。
現在、社会人になってテニスを続け、また2年前にアイスホッケーも始めましたが、どちらも目標は「前回の自分より上手くなったかどうか」で考えるようにしてます。
自分を基準軸にすると、ブレないので「分析」がしやすいことが分かりました。
今日のプレーは前回より良かったor悪かった。
それはなぜか?練習前に意識したことができたからか?たまたま調子が良かったのか?など、自分の中で集められるデータばかりなので、客観的にも評価しやすくなり、現在の自分の能力が、より把握しやすくなりました。
失敗から学ぶ
PDCマネジメントサイクル(プラン→ドゥ→チェック)の「C」の部分、つまり、「評価・学習・反省・改善の検証作業」ができるかどうかが決め手なのだ。~(中略)~ 会社だろうが、人間であろうが、一番大事なのは、「C」ができていることだ。過去の経験を肥やしにし、評価、学習、反省、改善の検証作業ができる人であることなのだ。それができていれば、過去の失敗や経験から学んで、次にやることがそれだけレベルアップする。同じ失敗を繰り返すことがあまりない。
仕事での大きなプレゼンとか、検定試験が終わった直後は、「やり切った感」が出て、反省&復習ができてないことを再認識できました。
資格試験では、英検準1級を3回受けて不合格になってます。そして、むしろ3回目が一番点数が低い結果でした。
「鉄は熱いうちに打て」ということで、試験終了直後が一番記憶に残っているので復習に適してると頭では分かってますが、結局見直しはしてませんでしたので、同じような失敗を繰り返すのも当然でした。
次回は、合格でも不合格でもしっかり復習していく、さらにそれを習慣づけていこうと感じます。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
自分に満足したときから過去の人になる 引用 P92
過去の人にならないために、本書を読んで”負けない自分”を創っていきましょう♪♪