読書感想「世界一やさしい問題解決の授業」の概要とレビュー -全身全霊Takeoff

本記事では、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで働いていた渡辺健介氏が、課題解決の経験やノウハウを分かりやすく解説した本「世界一やさしい問題解決の授業」を読んで学んだことをまとめています。

 

 

本の概要

著者:渡辺健介

発行所:ダイヤモンド社

発行:2007年6月 第一刷

 

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本書は、渡辺氏がイェール大学・マッキンゼー・ハーバードビジネススクールの経験から得られた問題解決の方法を、中高生に分かるように平易な言葉で解説した本です。

中学生を主人公にして学校生活の中で起こりうることを題材にしながら「どのように問題を解決すれば良いか?」を物語形式で記載しています。

 

メインターゲットの中高生だけでなく、課題解決能力を養いたいと思ってる新入社員~入社数年の若手社員にもおススメの一冊です。

また、事実と主観を切り離して考える事の重要性が書かれているので、日常生活で物事がうまくいかないと感じている人、特に自分は人一倍思い込みが激しくて悩んでいるという人にも一読をおすすめします。

 

さらに、問題解決の解説だけでなく、問題解決を通じてより良く生きていくにはどう考えるべきか?が示されているので、子育てをしているお父さんお母さんも読んでみる価値がある一冊と言えるでしょう。

 

学び1.基本的な問題解決のステップが分かる

皆さんは日常生活で問題に当たった時どうしていますか?

 

 

とりあえず一人で黙々と悩む、友だちに相談する、これだ!と思った解決策を実施してみる、、、

しかし、なかなか解決しなかったり、何か対策しているうちに「対策することが目的」となって初めの問題は何だったかを忘れてしまったりという経験はありませんか?

本書では、まず問題解決ってなに?という初歩的なところから優しく解説しています。

 

問題解決とは、ひらたくいえば、「現状を正確に理解し」「問題の原因を見極め」「効果的な打ち手まで考え抜き」「実行する」こと
引用:P19

 

さらにその各ステップにおいて、どの手順でどのように考えれば良いか?どう行動すれば良いか?が例を用いて分かりやすく記されています。

 

学び2.問題解決に使えるツールを学べる

問題解決のステップだけでなく、その過程で必要とされる以下のようなツールも具体的に解説されています。

どのツールも基本的なものですが、仕事や日常生活に応用できるものばかりです。

 

分解の木

トヨタ自動車で行われてるというなぜなぜ5回分析と同じで、なぜ?を通して課題を分析していくことで、原因を探したり、アイディアを広げたりする時に用いると便利なツールです。

 

本書では、「容器を振るスピードや強さを変えずに、ひと振りで容器から出るコショウの量を増やすには、どうすれば良いか?」という例で解説しています。

 

 

 

また、絵にすることでさらに新しいアイディアに気づきやすいなどのワンポイントアドバイスも盛り込まれています↓↓

 

分解の木という理論を分解する手法の説明図と絵

 

 

 

課題分析シート

問題を解く時、具体的に目的ややるべきことを決めないで情報収集やデータ分析を行うと、ムダな情報が集まったり、不必要な分析をして時間がムダになります。

 

そこで、本書では何を調べる必要があるかを明確にするために、課題分析シートを紹介しています↓↓

 

課題分析シート

 

マトリックス

最適な打ち手(対策)を選ぶ時に、優先度や重要度が一目で見て分かるように分類した図がマトリックスです。

本書では、中学生でバンドを組んでコンサートを開くときに、集客の方法をどうするか?という例題の中で紹介されています。

チラシを配る、ポスターを貼る、ホームページを作るなど多くの対策に対して、効果の高さを縦軸に、打ち手の実行のしやすさを横軸にして比較しています↓↓

マトリックスで分類

 

 

学び3.前向きな姿勢が身に付く

問題解決の方法だけでなく、なぜ問題解決が必要なのか? 自分の人生にどういう影響を与えるのか?ということが、一流企業・一流大学で切磋琢磨してきた著者ならではの目線で熱く語られています。

 

今の仕事のやる気がダウンしてきた人、やる気スイッチが入らない人は、また燃え上がる起爆剤となることでしょう。

 

どんなに大きく複雑に見える問題でも、いくつかの小さな問題に分解すれば解けるのです。一度そのことに気づけば自身がつくし、前向きになるし、精神的にも余裕ができます。そして、自ら考え、決断をし、行動することの楽しさを知り、人生を切り開くために必要な癖が身に付くのです。
引用:P2~3

 

国際化する社会の中で活躍するために「自ら学び、考え、解決する力」が重要であると再認識できた一冊でした。

 

世界一やさしい問題解決の授業
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