仕事や日常生活に倦怠感を感じている人、仕事をもう一度頑張るための起爆剤が欲しいと思ってる人におススメの自己啓発本です♪
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本の概要と感想
小田真嘉(著)、PHP研究所発行、全222ページ
本書は、仕事の話を中心に人生のステージを3つに分けて、それぞれのステージでどのように考えると楽しいと感じることができるか?を提案した一冊です。
セルフイメージを高めるための考え方や方法が具体的に書いてあるため、仕事熱心だけど最近メンタルが疲れ気味の人、今の生活に何となく満足してない人におススメの一冊です。
それでは印象に残ったポイントを紹介します。
自分を大切にしよう!
アンパンマンが自分の顔のパンを人にあげることができるのは、いつでも取り換えることができるから。そして、それを知っているから、もらう方も素直に「ありがとう」と受け取ることができます。もし、アンパンマンの顔が二度と、元に戻らなかったら、誰も感謝して受け取ったりしないはずです
引用 P173
アンパンマンの例なら分かりやすいですが、知らず知らずのうちに我慢してませんか?
一度や二度なら良いですが、何度も「相手のために」を強調しすぎると、良いことをしたつもりでも心はだんだん疲れてしまいます。
まずは心の奥に「自分を大切にする気持ち」を持った上で、自分と相手のWin-Winを考えましょう。
クヨクヨしない!
一番最初に捨てるモノがあるのです。それは、過去自分が失敗したイメージ。あなたがこれから新しく出会う人たちは、あなたが過去失敗した経験を、誰も知らないのです。~(中略)~それよりも、今のあなた自身と、これからの活躍するあなたの未来に興味があるのです。
引用 P101
失敗した時に悩むことは誰にでもあると思いますが、それを長く引きずって忘れられない人も少なくないと思います。
僕はかなり引きずる性格でした。小学校3年の夏休みに家に遊びに来たいとこに対して意地悪くゲーム機を貸さなかった記憶とか未だに覚えています。笑
女々しい性格なので、特に失敗ばかりだった新入社員の頃は、ずっとミスしたことを考えて不眠症の日々が続いていたことを覚えています。
仕事が落ち着いても過去のことを引きずる性格は変わりませんでした。
自分が変わるきっかけになったのが、最近新しくできた友人の一言、
「ショウ51さんって、怒ったことあるんですか? いつもニコニコしてるから怒りっていう感情が無いのかなーって思いました。」
です。
当たり前ですけど、怒ったことあります!特に学生の時は人一倍プライドが高くて面倒くさいやつだったと自負してます。笑
でも、その新しい友人には昔のことは全く関係無いんですよね。
昔がどうであろうが、大切なのは「今、この瞬間」です。
だから失敗したことは思い切って忘れましょう!
…と言ってもすぐには実践が難しいと思いますので僕のおススメの方法は、
失敗したと思った時に、「どうやったら面白いネタとして、後で誰かに話せるか?」を考えることです。
失敗したのに不謹慎だと言われるかもしれません。
でも、クヨクヨしてるよりもずっと心が軽くなります。
自分をまず大切にするためにもぜひ試してみてください。
継続するチカラ
最初から何でもできる人はいません。今できることから、やろうとする人がいるだけです。~(中略)~目の前のできることに最善を尽くし続けるだけでいいのです。
難しいことは何もないけど、一日だけやったとしても何も変わらない。でも、毎日やり続けると、ある日突然、驚くほど変わり始めるのです。
引用 P30
前述した、「怒ったことあるんですか?いつもニコニコして…」のコメントをもらった時は本当に嬉しかったです。
なぜなら、自分が変わりたいと思って目指しているものだから。
過去を振り返ってみると自分の想い通りにならない時、すぐにイライラして態度を変えたりする。そして周りの人に余計な気遣いをさせてしまう。
イライラしてる人よりもニコニコして楽しい人と居たい、でも今の自分は全く出来ていない。
だから自分を変えたい!と感じました。
イラッとする度に、「面白いネタにできるか?」や「ポジティブに受け取るにはどうするか?」を考える。
最初は全く出来ないので、イライラがおさまって冷静になった時に考えてみる。
それを続けていくと、イラッとした瞬間にポジティブに考えることが出来るようになります。
僕の経験上、英語もそうですが、新しいことを始めると最初は鳴かず飛ばずで全く結果が出ません。だから途中で諦めてしまう人が多いんだと思います。
もちろん個人の能力や何をやるかにもよりますが、新しく始めて毎日コツコツ続けると、3か月前後でグンと効果が出てくることが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
紹介した以外にも、仕事で迷った時に参考になるヒントや成長するための考え方がたくさん詰まってますので、セルフイメージを高めたい人はぜひ読んでみて下さい。
本書にも、
自分の冷蔵庫の中に、食材がないのに、必死に何をつくろうか考えている。まずは材料を詰め込んでみたらどうかな?
引用 P14
とあります。
僕自身も、イライラしなくなったのは日々の継続の他に、海外旅行での経験も大きく影響しています。
自分の常識と180度違う世界があることを知ることで、新しい価値観を手に入れることができました。
さあ、一緒に新しい材料を探しに行きませんか?