【英語】シャドーイングの効果を３つ解説｜デメリットを知った上でリスニング力UP！

 Q&A　他にはどんな勉強法があるの？

８種類の勉強法があり、詳しくはこちら↓で解説してます。

シャドーイングで得られる効果は３つです。

１．リスニング力UP

シャドーイングは、リスニング力を上げる効果的な学習方法といえます。

その理由は、英語を聞いた後に自分で発音するので「集中して聞き取ろうと意識するため」。

例えるなら会社の会議で、次に自分が発言する番だと分かっている時。

集中して資料を読み込んだり、前の人の意見を聞いたりしますよね？ 会議で発言するためには事前に内容を理解しておく必要があるため、自発的に行動を起こしています。

シャドーイングの練習は、これと同じ状況を1人で作り出しています。

「発音するためにはしっかり聴く必要がある。

」というわけで、シャドーイングの練習はリスニング力を効果的に上げることにつながります。

２．スピーキング力ＵＰ

シャドーイングの練習をするとスピーキング力も上がります。

英語を聞いたそばからすぐに発音し始めるので、当たり前といえば当たり前ですね。

さらに英語の音声をそのままマネしてスピーキングすることで、英単語の発音やアクセント、イントネーションもネイティブと同じように自然に話す力がつきます。

３．英語脳を作れる

シャドーイングの練習を繰り返せば、英語脳を作ることができます。

理由は、シャドーイングが日本語訳していると間に合わない学習方法であるため。

シャドーイングの練習方法を思い出してみると、「英語を聞いたらすぐに発音することの連続」です。

イチイチ日本語訳していると間に合わないので、英語の語順通りにそのまま発音する練習ができます。

語順通りに理解する「英語脳」は、リスニングだけでなくスピーキング・リーディング・ライティング全ての技能の基礎になる重要な能力です。

シャドーイングのデメリット

シャドーイングのデメリットは３つあります。

１．練習場所が限られる

シャドーイングは声を出すため、練習場所が限られてきます。

図書館や電車などの静かな場所では、他の人の迷惑になってしまいますよね。

対策としては、口パクと一緒に心の中でつぶやく方法があります。

２．初心者には難しい

シャドーイングは初心者にも効果はありますが、レベルが高い練習方法なので難しいです。

１度トライしてみて出来なさそうな時は、１文ずつ英語の音を止めて発音練習するリピーティングや、英文を見ながら声に出す音読からスタートしましょう。

２．集中して練習する必要がある

シャドーイングの練習には集中力が必要です。

その理由は、シャドーイングできない部分をテキトーにごまかすことで練習効率が落ちてしまうため。

分かりやすく言えば歌や音楽を聴いていて、歌詞が分からない時。

歌の歌詞がなんて言ってるか分からなくても、曲に合わせて鼻歌を歌ったり、テキトーにそれっぽく言うことって簡単にできちゃいますよね？ シャドーイングも一緒です。

分からない部分があっても、テキトーにブツブツ言いながらごまかすことができます。

しかしこれでは効果がありません。

というわけでシャドーイングの練習には集中力が必要になってきます。

シャドーイングの方法【５ステップ】

シャドーイングのやり方はシンプルな５ステップ。

1. 英文を聞く
2. 英語の文を見る
3. シャドーイング
4. 日本語訳を確認
5. シャドーイング

まずはじめに英語を聞きます。

聞き取れない時は繰り返し聞く。

目安として3回～5回で聞き取れなかったら次のステップに移ってOK。

次のステップでは英語の文を見ます。

聞こえたパート・聞き取れなかったパートの英語を確認。

第３ステップでシャドーイングの練習をします。

その後に日本語を確認して、最後にまたシャドーイングで仕上げます。

詳しいやり方はこちらで解説してます。

↓

教材の選び方

自分に合った教材選びのコツは２つで、難易度と目的です。

難易度

自分の英語レベルに合わせた教材を選びます。

目安は読んで95％理解できるレベルがちょうど良いです。

根拠は、日本人の英語学習者はリーディングが一番得意であるケースが多いから。

読んで理解できるレベルの英文であれば、リスニングとスピーキングの練習に最適です。

目的

自分の学習目的に合わせた素材を選ぶことが大切。

• ビジネス英語で使いたい
• 資格試験に受かりたい
• 海外旅に行きたい
• 映画・海外ドラマを字幕なしで見たい

など、様々な目的から自分に必要な素材を選びましょう。

まとめ

シャドーイングで得られる効果と教材選びのコツを解説してきました。

まとめると、シャドーイングは、

• リスニング力とスピーキング力を同時に上げる練習方法
• 英語脳を作ることで英語学習全体の基礎力UPにつながる
• デメリットは、練習場所が限られる、初心者には難しい、集中力が必要
• 教材選びのコツは難易度と学習の目的

です。

効果的なシャドーイング練習でスキルアップしていきましょう！

英語学習に興味のある方へ、「英語リスニングの完全マップ」も参考になれば嬉しいです↓↓