自分のお子さんや親せきの子どもに、
「なぜ勉強するのか?」「なぜ人と協力して生きていく必要があるのか?」と質問されたことはありませんか?もしくはご自身が学生の時に疑問に思ったことはありませんでしたか?
本書はそんな疑問に対するヒントが書かれた一冊です。
目次
本の概要
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吉野源三郎(原作)、羽賀翔一(漫画)、株式会社マガジンハウス 発行、2017年8月第1刷
本書は1982年11月に岩波書店から発行された「君たちはどう生きるか」をマンガ化した一冊です。
35年以上も前に発売された本が再度脚光を浴びるということは、
時代に関係なく人間として必要な考え方が本書には示されているということです。
漫画は昭和時代の中学生が主人公です。
主人公の友だちが貧乏を理由にクラスでイジメられているのを見て助けられなかった、さらに上級生から目をつけられた時も「自分は友だちではない」と言って友だちグループの中で一人だけ裏切ってしまいました。
その後主人公は不登校になってしまいます。
これを見かねた家族や親せきのお兄さんが、今後どうすれば良いかを主人公と一緒に考えていくというストーリーです。
よくあるストーリーだなと思いましたが、むしろ一般的でよくあるようなストーリーだからこそ内容が分かりやすく、その中に示された著者のメッセージである、ものの見方、人間の結びつき、勉強の必要性などについて深く理解できます。
したがって、中高生だけでなく、育児をしている親御さんにもおススメの本です。
それでは、僕がなるほど!
と感じた部分を紹介します。
進化と退化
46億年の地球の歴史に比べて、二足歩行の人間が現れたのはわずか400万年~300万年前です。
一人の人間の一生は80年程度です。
1000分の一ほどの短期間でここまで急速に文明が進化してきたのはなぜか?
それは人間が言葉と文字を発明し、お互いの経験を伝えることができるようになったからだと著者は言います。
いろいろな人の、いろいろな場合の経験をくらべてあわすようになり、それを各方面からまとめあげてゆくようになった。
こうして、できるだけ広い経験を、それぞれの方面から、矛盾のないようにまとめあげていったものが、学問というものなんだ。
だから、いろいろな学問は、人類の今までの経験を一まとめにしたものといっていい。
引用 P142
だから
勉強って大切なんですね。
極端に言えば、勉強しなければ野獣レベルまで退化してしまうということです。
このことから転じて僕が思うのは、
知識の量は、生活の豊かさに比例するということです。
一つの分野をとことん極めていけば、やがて専門家・プロフェッショナルと呼ばれるようになります、イチロー選手のように。
また、僕自身の経験で言えば、例えば英語の知識の習得です。
現在、生産技術として海外現地法人との窓口業務を担当しています。
「話せる英語」を勉強し始めたのは3年前のこと。
もし僕が英語の勉強をスタートしていなければ、現在は「一般的な生産技術の仕事」しか担当できなかったことになります。
生産技術だけなら僕より優れている人は大勢いるし、英語だけ話せる人も僕より星の数ほどいます。
でも「生産技術+英語が出来る人」は限られてくる。
限られてくるということは
稀少価値が上がる。
ダイヤモンドの値段が高いのはキレイだからではなく、
稀少価値が高いからだと聞いたことがあります。
したがって、より多くの知識を得ることは、自分の稀少価値を上げることにつながります。
自分の稀少価値が上がれば、得られる収入が増えるし、自分でやれることの幅も広がるので、
金銭的にも精神的にも生活が豊かになっていきます。
結びに
後半はちょっと話が逸れてしまいましたが、楽しんでいただけましたでしょうか?
何歳になっても遅くないと僕は思うので、生活を豊かにしていくために本書を読んでモチベーションを挙げてみてはいかがでしょうか。