読書感想「速さは全てを解決する「ゼロ秒思考」の仕事術」の概要とレビュー -全身全霊Takeoff

  • 7月 4, 2019
  • 7月 2, 2019
  • 読書

 

本の概要

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「速さは速さは全てを解決する「ゼロ秒思考」の仕事術」、赤羽雄二(著)、ダイヤモンド社、2015年1月初刷

本書は、世界的に有名なコンサルティング会社マッキンゼーで活躍した赤羽氏が書いた、スピードに着目して業務を効率的に進めるためのノウハウが詰め込まれた一冊です。

業務スピードを上げるためのノウハウだけでなく、なぜ速さを上げると仕事での課題は解決できるのか?という原理・原則的な部分や、仕事が遅い理由、仕事のスピードを上げるためのマインドの持ち方なども解説されているため、根本的な部分から順序立てて理解することができるようになっています。

したがって、新入社員・若手社員から中堅社員の中でも「これから仕事で伸びていきたい」というガッツのある人に特におススメします。

 

また著者は本書の冒頭で、

日本のホワイトカラーの生産性の低さの三大要因は、「自分で決定し、推進しきれない多くの経営者や部門長」「部門内外の調整につぐ調整」「それにともなう膨大・過剰な書類作成」だと考えている。
引用 P6

と述べていますので、勤続年数が長い人で「現状維持で十分」だと考えている場合には、読んでもあまり効果がないです。

 

それでは印象に残った部分を紹介していきます。

 

1.日本のホワイトカラーは生産性が低い

著者は、日本のホワイトカラー(物の生産に関わらないデスクワークなど)の生産性が低い理由として以下の項目を挙げています。

本 日本人の生産性
引用 P3

発言しない参加者

僕は新入社員で右も左も分からない時は発言できませんでした。

業務内容が分かるようになっても、これを言ったら相手がどう思うかな?と考えすぎて瞬時に発言できないことが多かったです。発言出来ていない頃は傍観者という気分で参加していて自分が成長しませんでした。

その後、一念発起して「会議で一番先頭や中央に座って必ず1回は発言する」ことを実践するようになってからは、当事者意識が芽生えることで自分の成長スピードが上がったのを実感しました。

したがって、本当にその会議に自分は必要なのか?をまず見極め、必要であれば当事者意識を持って参加することを継続すれば、効率化が図れて自分自身も成長していけると思います。

 

定時という概念

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する - パーキンソンの法則
Wikipedia より引用

つまり人は、与えられた時間を目いっぱい使って目標を達成しようとする傾向にあるということです。確かに、定時後も残業すれば良いという気持ちで業務していると定時内に終わらないことが多く、案の定残業になることが多いです。しかし、旅行の準備をしたいなどで定時後に予定がある時は、仕事を効率的に終わらせるために常に考えている自分に気づきました。

したがって僕は「定時後に予定を入れる」ことを実践しています。先に予定を入れることで強制的に定時で終わらせるために意識しています。

これを実践し始めてからは月10~20時間前後の残業時間を減らすことが出来ています。

残業時間を減らした分、自分のやりたいことに時間を費やすことで充実した生活だと実感できるようになりました。

 

2.スピードを上げる8つの原則

仕事のスピードを上げる8つの原則の中の1つは、全体像を理解することだそうです。

企画書を作るのであれば、誰に対しての何ページの企画書なのか、企画書の目的が何なのか、全体構成はどうなのか、目次はどうなるのか、各ページにどういった内容を書くのか、その中にはどういった細目を準備すべきなのか、全体像がわかると、各部にかけるべき時間や細かさがわかる。
引用 P43

 

僕は学生の頃は文章が苦手だったため新卒入社した当初は、レポートを書くのに本当に相当な時間がかかっていました。

「書き始めるのに時間がかかる、書いてる途中でレポートの趣旨から脱線して修正するのに時間がかかる、そもそも上司と事前に認識合わせが出来ていないので再提出になって時間がかかる」の三重苦で、同期の新入社員よりも多く残業をしていました。

全体像を理解すること(=最終的なアウトプットは何か?を先に把握しておく)ことを常に心がけるようになってからは、スピードがどんどん上がっていき、今では所属する課で定時退社する回数が最も多くなるまで効率を高めることができました

 

終わりに

紹介してきた以外にも以下のような業務の効率化が期待できる多くの記述があります。

  • 自分の仕事が遅い理由を見つける方法
  • 思考のスピードを上げる方法
  • 問題点を素早く把握する方法
  • スピードと効率を極限まで上げるノウハウ
  • 会議での議題を素早く効果的に進める方法
  • コミュニケーションのミスを無くす方法

 

さいごに… 仕事のスピードが上がれば、やる気も湧いてきます。なぜなら、

  • 仕事が速くなると、先手が打てるようになり、効率よくアプローチできる
  • 仕事が速くなると、余裕をもって顧客の真のニーズを把握できるようになり、打ち手の精度が上がっていく
  • 仕事が速くなると、多少の失敗をしても挽回できるようになる

引用 P31,32

 

本書を読んで仕事を効率的に終わらせて、新しく生まれてきた時間で自分のやりたいことに時間を使ってみてはいかがでしょうか?

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