アフリカ・ケニアのマサイマラ国立保護区のサファリツアーで、マサイ族が住む村を訪問してきました。
目次
マサイ族
赤の民族衣装を身にまとい高くジャンプすることで知られるマサイ族は、ケニア南部の先住民です。
「先住民」と聞くと、オーストラリアのアボリジニかケニアのマサイ族が真っ先に思いつくほど有名な民族ですね!
実際に会ってみると、イメージ通りの赤い民族衣装を着てました。
マサイ族とウェルカムハットと一緒に↓
マサイ村ツアー
マサイ村に着くと、まずはマサイ族の男性たちがウェルカムダンスで迎えてくれます。
「オッオッ、オッオッ」っと独特なリズムを刻むダンス。
近づいてくる時は”チョット怖いな”という印象でしたが、一緒に混ざって動いてると一体感のような気持ちが芽生えます。
次は火おこしの実演です。
微笑ましい共同作業の中、「火薬とか灯油を少し混ぜてるんじゃ?」とか思っちゃう自分が恥ずかしいです。
その後、マサイ村の各家庭を訪問します。
小さな女の子が一生懸命に子守してる姿は、ジーンときました。
家の中はほぼ真っ暗で、焚き木の火と小さな窓から漏れる光のみで、かろうじてものが見えてる明るさです。
子どもたちが地面に座って生活してる様子を見て、何とも言えない気分になります。
抱き上げても泣かない子どもたち。
家庭訪問後は、マサイ族の女性たちによる歌を聞かせてもらいます。
その後、女性たちが作った雑貨のおみやげ販売を見て、ツアーは終了します。
注意点
この村にいるマサイ族たちは、近代化していてお金にシビアだったのが少し残念でした。
まずは入場料で10USドル払います。
入場後に各家庭を訪問した直後に腕輪をお土産としてセールスされました。
その後、マサイ族の女性たちが作ったアクセサリーや雑貨を売っています。
値段はブレスレットが500シリング、ネックレスが2000シリング。
1シリング≒0.95円(2021年1月)なので、約500円と2000円。
生活にはお金が必要で、入場料やお土産を販売すること自体はもちろん理解できます。
しかし、何回も「買わないか?」とセールスしてくるので、ちょっと幻滅してしまいました。
買う意思がない場合は、はっきりと断りましょう。
まとめ
ケニアのサファリツアーのオプションコース「マサイ村の訪問」をご紹介しました。
僕はセールスに対して強引さを感じ、お土産の値段も高いと思いました。
しかし、一緒にツアーに参加したフランス人の女性はブレスレットもネックレスも買ってました。
「高くないですか?」と聞いてみると、
「買うことが彼らのためになると思うから、高いとは思わないわ。
その返答を聞いた時、価値観は本当に人それぞれだなっと実感できました。
自分はどういうレンズを通して、ものごとを見てるのか。
”マサイ族はこうあるべきだ”というレンズを通して見ていた、つまり自分の頭の中のイメージと違っていたから、強引だと感じたし、値段も高いと思った。
それは良いこととか悪いこととかではなくて、”自分は今、こういう考え方を持っているんだ”と気づけたこと自体に価値があります。
マサイ村の訪問は、現代のマサイ族の生活が理解できたし、「お金とホスピタリティ」について自分を俯瞰して考える良いきっかけになったので、最終的には参加して本当に良い経験ができました!
ツアーの参加に迷った時に参考にしていただければ幸いです♪