本記事は2018年5月にアフリカジンバブエのビクトリアフォールズからブラワヨへ寝台列車で移動した時の情報と感想です。
後編は乗車後~ブラワヨ到着までの感想です。
基本情報は前編に記載してます。
目次
出発~ブラワヨ到着
アフリカの大自然を疾走
大きな汽笛とともに出発。
ゆっくりと加速してくると風が入ってきて心地良く、丁度よい気温でした。
狭い通路の窓から外を眺めていると
隣のおじさんが、
「Elephants are trumpetting 」
Trumpetting?!
なんかカッコいい!
粋な響き!
おじさんロマンチストだな?と思いながら聞いていた言葉でしたが、
ゾウがパオーンと「鳴く」の動詞は「trumpet」だと後日分かりました。
満点の星空
アフリカの大自然の中では、
夜の星空も輝きを増します。
ビクトリアフォールズ中心街の街灯やお店の明るい光がある中にいても、夜空を眺めると綺麗な星空が見えました。
では市街地を離れて、大自然の真っ暗な森の中から星空を見上げれば、、、
絶景です。
言葉はいらないでしょう。
というか上手く説明できません。
空全体が天の川のような感じ。
世界5大陸すべて旅行しましたが、
初めて見た星空でした。
座席(自分の小部屋)の電気は消すことができ、列車も出発してから前半は10~30分の頻度で30秒前後停車することが多いため、窓から撮影することができます。
僕はCANON 6Dをそのまま窓の縁に置いて撮影しましたが、3脚があるとベターでしょう。
座席の追加徴収(お金について)
添乗員が17USDで購入した2等席の切符を確認に来ました。
切符を見せた後、
「この部屋は3人席だから、1人で使用したければ後2人分を払ってくれ。
でなければ列車後方で
希望者を募る。
」
このシート↓↓

90°起こすことで3人分の席になります。
なにーーーーーーーーーーー!!!
17USD × 2人分=34USD 合計で51USD? 高いな。。。
一瞬躊躇しましたが、ゆっくりしたかったので払うを選択。
お金は翌朝に再度徴収に来た人に渡します。
しかし、
結局は10USD渡して4ボンドノートの返却。
※ボンドノート:2019年5月現在のジンバブエ国内の通貨。
1USD=4~6ボンドノート
1人分が17と数値は合っているようなので、駅で購入の際に多めに取られたか、列車の添乗員にまけてもらったのか、そもそも当人たちの認識が合っていないのか。。。
真相は分かりませんが、とにかく
USDを多めに持っていくことをおススメします。
ジンバブエのハイパーインフレはかなり前のことですが、
2019年5月現在もその影響で紙幣がないために銀行が閉まっていたり、ATMでお金が引き出せないことが多いです。
夜明け(車内環境)
明け方はかなり寒いです。
僕は星空を眺めている途中で寝てしまったので、寒さで目が覚めました。
UNIQLOのヒートテックと葛根湯で風邪を引くことは免れましたが、ブランケットがあると良いです。
他の乗客も起き始めます。
洗顔や歯みがきの排水は窓の外に捨ててます。

自然分解される環境に良い歯磨き粉開発したら儲かるかな?
生活といえば気になる
トイレですが、、、

便器の先には線路が見えます。
糞尿はむしろ自然には栄養でプラスになる?
ワイルドなシステムに感心。
ブラワヨ到着まで
ビクトリアフォールズ~ブラワヨ間の夜行列車はブラワヨが最終駅です。
全員が一気に降車するので分かりやすいでしょう。
ブラワヨ駅の風景↓↓

ちなみにその他の駅は建物がなく、森を少し切り開いたようなところに停車します↓↓

朝方はトマトなどの食べ物を販売する人もいます↓↓

小さい子どもたちがカメラを見つけるとポーズをとってくれました↓↓
まとめ(おススメの人)
いかがでしたでしょうか?
ジンバブエのビクトリアフォールズからブラワヨまでの夜行列車は、こんな方におすすめします。
- アフリの大自然を満喫したい人
- 星空が好きな人
- 海外旅行に慣れてきて新しいことに挑戦したい人
あなたの大切な奥さん(彼女)や家族に「星を見に連れてって♬」と言われたら、迷わずビクトリアフォールズ行きの航空券を予約しましょう。